瞬間英作文テキストを5周してわかった「口から英語が出る」感覚

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「言いたいことはあるのに、言葉にならない」
「単語はわかるのに、文章にできない」

英語を話す集まりに参加しても、出てくるのは単語の羅列だけ。
文章になっていないし、伝わっているのかもわからない。

「ちゃんと文章で話せるようになりたい」
そう強く思っていました。

そんな中、英語で学会発表をすることを決意。
1年も経たないうちに「英語で話す必要がある」という状況になりました。

そこで私は、スピーキングの強化に取り組むことにしました。
そして選んだのが、瞬間英作文トレーニングです。

目次

私が英語が口から出てこなかった理由

① 頭の中で日本語→英語に”翻訳”しようとしている

「えーっと、主語の次は動詞だから…疑問文だから語順を入れ替えて…」

話しながら文法を確認しようとすると、思考がそこで止まってしまいます。日本語で考えた文章を英語に変換する時間が必要で、会話のテンポについていけない。結局、何も言えないまま相手の話が進んでしまう。
——そんな経験を何度も繰り返しました。話を振ってもらって、私がゆっくり話しているのを待ってくれていることへの申し訳なさを感じることもたくさんありました。

② インプットばかりで、アウトプット練習が圧倒的に不足している

学生時代の英語の勉強は、「聞く・読む」が中心になりがちです。大人になって、学び直しを始めても、私は音読やシャドウィング、単語暗記などを中心に行ってきました。しかし、インプットの量は増えていった一方で、「自分で文を作って口から出す」練習はほとんどできていませんでした。

聞けるようになっても、話せるようにはならない。話すためには、話す練習が必要だと痛感しました。

③ 語順の感覚がつかめていなかった

単語は知っている。文法も(なんとなく)わかっている。
でも「いざ文にしようとするとどこから始めればいいかわからない」という状態でした。

たとえば疑問文を作ろうとしたとき、どの助動詞を選べばいいかもわからない。DoなのかDidなのか、それとも別の形なのか——そういった迷いが入口でつまずく原因になっていました。疑問文を言いたいのに通常の語順で話し始め、後で間違っていることに気づくことも。

このような迷いが積み重なって、口が開かなくなっていました。頭の中にバラバラの材料があっても、それを組み立てる「語順の感覚」が身についていなかったんですね。

瞬間英作文とはどんなトレーニングか?『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』レビュー

瞬間英作文の3つのメリット

瞬間英作文とは、日本語文を見て反射的に英文を作るトレーニングです。
ポイントは「反射的に」という部分。考えて作るのではなく、条件反射で英語が出るようにすることを目指します。

メリット① 語順の感覚が体に染みつく
疑問文・否定文・過去形など、文型ごとに反復練習することで、「Doから始まる疑問文の形」が無意識に出てくるようになります。これは文法ルールとして理解するのではなく、体で覚える感覚でしょうか。

メリット② アウトプット力が鍛えられる
リスニングやリーディングと違い、自分で英文を組み立てるトレーニングを繰り返します。
「知っているけど使えない英語」を「使える英語」に変換する練習ですので、アウトプット力を鍛えることができます。

メリット③ 短時間ずつ取り組める
1回の練習は短くても効果が出やすく、毎日続けやすいのが特徴です。
隙間時間で少しずつ進めることができます。

『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』をおすすめする理由

『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』は、シンプルな日本語文に対して英語の答えを口から出す練習が繰り返されます。難しすぎず、でも確実にスピーキングの土台が作られていく構成になっています。

基本文型から始まり、少しずつ複雑な文へと進んでいくので、挫折しにくい。また、アプリ「Abceed」と組み合わせることで、スマホひとつでどこでも練習できるのも魅力です。

私はこの『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』と、続編の『おかわり どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』をそれぞれ5周ずつ行いました。

▼ どんどん話すための瞬間英作文トレーニング(森沢洋介 著)

▼ おかわり!どんどん話すための瞬間英作文トレーニング

実際に5周やってみてわかったこと・感じた変化

①語順のコントロールがしやすくなった

それまで、疑問文や否定文を話そうとするとすぐに混乱していました。疑問文を言いたいのに通常の語順で話し始め、後で間違っていることに気づくことも多々ありました。しかし5周終えた頃には、言いたい文章の語順がすらっと口から出ることが増えました。

さらに驚いたのは——
文が完成していない状態でも話し始められるようになったことです。

そして、その語順が合っている。
これは本当に、驚きでした。

考える前に口が動く、という感覚。これが「英語が出る」ということなんだと、初めて体感できた気がします。

② 1〜5文型が、場面ごとに使い分けやすくなった

瞬間英作文を繰り返す中で、英語の5つの文型それぞれが「使える感覚」として身についてきました。

文型構造例文
第1文型(SV)主語+動詞She smiled. / I run every day.
第2文型(SVC)主語+動詞+補語I feel tired. / She looks happy.
第3文型(SVO)主語+動詞+目的語I like cats. / She reads books.
第4文型(SVOO)主語+動詞+目的語+目的語She gave me a gift. / I told him the truth.
第5文型(SVOC)主語+動詞+目的語+補語She made me happy. / I found it interesting.

第1〜第3文型は以前からなんとなく使えていました。でも「なんとなく」止まりで、自信を持って使えているとは言えない状態でした。

特に変わったのは第4・第5文型です。以前は「読めるけど使えない」状況でした。しかし繰り返し練習するうちに、「この動詞はこのパターンで使うもの」という感覚が自然と身につき、迷わず言葉にできる場面が増えてきました。

Her words made me happy.
と言えた時は、心の中でやったーと喜びました。

私の勉強法レビューと変化の記録

4-1 取り組みレビュー

私が『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』『おかわり どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』の2冊に取り組んでいたときの方法をご紹介します。

練習方法
  1. 日本語文を聞いて(見て)、英語で声に出して言う
  2. 回答を表示して、自分の答えと照らし合わせる
  3. 正しい英文を音読する
  4. わからない表現は、何度か音読して口に馴染ませる

→ この流れを繰り返します。

周回ごとの変化

1周目

  • 毎日1単元が限界
  • 時間がかかり、かなり負担に感じた
  • 「続けられるかな」と不安になることもあった

3周目

  • 徐々にスムーズに進められるようになる
  • 「この文、前もやった」という感覚が出てきて、少しずつ自信がついてきた

5周目

  • 語順を考える前に口が動く瞬間が増え、「体に染みついてきた」と実感
  • 自然とペースが上がり、成長を感じられるようになった

使いにくかった点

使いにくかった点① 日常会話では言わない文章がたくさんある

教材の文章は、文法を練習するために作られたものです。そのため、正直なところ「実際の会話でこれを言う場面ある?」と感じる文章が少なくありません。

たとえば——

「Who am I? ― You are my daughter.」

文法の練習としては良いのですが、日常会話で「Who am I?」というシーンは・・・ないと思います。

実際の会話では、自分の経験・考えなどを話す場面がほとんどです。「週末何してたの?」「最近どう?」「仕事は何してるの?」など

しかし瞬間英作文の教材は自分ではない第三者が主語の文章も多く、自分の話を英語でスラスラ言う練習にはなりにくい。「自分はどうか」を英語で話す力は、別途意識して練習する必要があると感じています。

でも、瞬間英作文は「土台作り」であって、「会話の完成形」ではないと割り切って使う必要がありますね。

使いにくかった点② 別回答が正しいか自分で判断できない

教材の答えは1つです。でも英語は「こう言っても自然」という表現が複数あることも多い。

「I went to the store.」の代わりに「I visited the store.」でもいいのか?ニュアンスが違うのか?——これを自分で判断する手段が、教材の中にはありません。

解説が最小限なので、「この別解は合っているのかどうか」がわからないまま進んでしまいます。

私の対処法は、AIに「この言い方でもOKですか?ニュアンスの違いを教えてください」と確認しながら進めました。しかし、いかんせん手間がかかる。使いにくいと思った点の一つです。

まとめ:瞬間英作文トレーニングは脳を変える

瞬間英作文トレーニングを続ける中で、
「考える → 話す」のスピードが確実に変わってきました。

最初は時間がかかっても、
周回を重ねることで変化は必ず現れます。

瞬間英作文は「英語の骨格を体に叩き込む」練習です。これだけで英会話が完成するわけではないですが、語順感覚・文型の瞬発力という土台を作るには、コスパ最強の練習だと確信しています。

英語は「知っている」だけでは話せません。
使う練習をした分だけ、口から出てくるようになる。

今日も一緒に、楽しく英語を勉強していきましょう。

📚 本記事で紹介したテキスト

▼ どんどん話すための瞬間英作文トレーニング(森沢洋介 著)

▼ おかわり!どんどん話すための瞬間英作文トレーニング

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この記事を書いた人

本業は臨床心理士として、人の心と向き合っています。
学生時代は英語が大の苦手でしたが、大人になってから学び直しを開始。現在は専門領域の翻訳出版を目指し、得意の習慣化を活かして毎日英語を学んでいます。

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