英語が苦手でも使えるようになりたい人が最初に越えるべき壁は、英語と「友達」になること——つまり毎日、少しでも英語に触れ続けることです。
そんなことを言われても、毎日続けることができない・・・
という方も多いでしょう。私はこの習慣づくりにスタディサプリENGLISH(日常英会話)を活用しました。約2年間の継続使用から、どのような効果があるのか/どんな人に合うのかを、具体的な使い方とあわせて紹介します。
このページの対象者
- スタディサプリENGLISHを検討している人
- 自分に合っているのかどうかわからない人
このページでわかること
・スタディサプリENGLISH(新日常英会話)で得られる効果→英語に触れ続けるという土台作りになる
・スタディサプリENGLISH(新日常英会話)に合う人、合わない人
合う人:各技能を満遍なく英語を学習したい人・毎日英語に触れるという習慣をつけたい人
合わない人:集中的に取り組むべき自分の課題がわかっている人
スタディサプリ新日常英会話を使ってみての感想
取り組んだ期間
私は約2年間継続しました。ただし、その間には約半年の非継続期間がありました。内訳は、最初の半年=毎日、次の半年=断続的、残りの1年間=再び毎日という流れでした。後半の1年間で、毎日英語を勉強する習慣が定着しました。
マイルールは「1日1チャプター」でした。学習範囲は①〜⑧のうち⑥・⑦を除く部分に取り組みました。⑥・⑦を外したのは、手元のマイクの反応が安定せず、音声認識に時間がかかることが多かったためでした。
学習手順は、会話文を約5回音読し、通勤中はエンドレスリピート機能でシャドーイングを行いました。時間配分は、朝に約30分、通勤中に約20分でした。

取り組んでみての感想
①ストーリーが面白い
スタディサプリENGLISH(新日常英会話)を始めたのは20代後半。主人公の等身大の生活に共感する場面が多くありました。小説のような物語性があり、思わず次のチャプターを早く進めたくなります。その魅力が学習を続ける力になりました。
②ディクテーションに取り組みやすい
私が良いと思った機能の一つはディクテーションです。ディクテーションには、このアプリで初めて取り組みましたが、非常にスムーズに音声を聴くことと入力すること、そして答え合わせができるのでゲーム感覚で続けられました。通常のディクテーションは「聴く→書く→答え合わせ…」と地味になりがちですが、「ディクテーションはこういうものか」と感覚をつかむにはちょうどよかったと思います。
③レベル分けが明確で使いやすい
私は英検準2〜2級の頃に使い始めましたが、会話に出てくる語句や表現がそのレベル帯に合っていて、無理なく進められました。実際、会話文で覚えた語句が英検の単語帳やリスニング問題にもよく登場し、学んだ内容をそのまま検定対策の復習にできました。
④学習量が可視化されて励みになる
チャプターや学習時間が画面で見えるため、モチベーションを保ちやすかったです。
なぜやめたのか
私がスタディサプリをやめた理由は2つ。①毎日英語に触れる習慣が身についたことと、②英検準1級に集中する段階に入り、学習時間を過去問・語彙・長文などに再配分する必要があったからです。
2級に合格後は、準1級を突破するために優先度の高い学習(語彙帳・リスニング過去問・リーディング過去問など)が増えました。私には上げなければならないスキルが多かったため、英語学習の勉強に確保している時間の配分を考え直すこととなりました。
そこで、名残惜しくもアプリはいったん卒業することにしました。もっと時間に余裕があり、英検準一突破!という明確な目標がなければ、続けていたかもしれません。
スタディサプリENGLISH(新日常英会話)に合う人、合わない人
合う人
・各技能を満遍なく学びたい初〜中級者の方。
とにかく毎日英語に触れる習慣をつけたい方には、最適なアプリだと思われます。
・ストーリーが好きな方
スタディサプリENGLISH(新日常英会話)の売りは、やはりストーリ性だと思います。先が知りたくなるから続くという要素も多いでしょう。小説やドラマなどのストーリーが知りたい人にとってはハマる可能性があります。
合わない人
・自分の弱点が明確で、そこに集中的な負荷をかける段階の方
とくに特定試験の直前期の方や、具体的な目標がある方です。TOEICや英検などの直前期は、過去問演習を優先したほうが良い場合があります。
合うかどうかは、実際に使ってみないと分からない部分もあります。自分に合いそうだと思った方は、まずは無料体験で使用感を確かめてみてください。
まとめ
スタディサプリENGLISH(新日常英会話)の最大の価値は、英語に毎日触れ続ける土台になることだと感じました。派手な勉強ではなくても、「アプリを開く→1チャプター」を積み重ねることで、学び直しの最初の壁を越えやすくなります。英語の学び直しをしたいけど、テキストで学ぶような「勉強っぽい勉強」に取り組むことにハードルがある方、どうしても続かない方はまずは1日1チャプターから始めてみてください。できる日は30分、忙しい日は音声だけでも大丈夫です。**「やったら勝ち」**というルールで、英語との距離を少しずつ縮めていくことができます。